フロアコーティングのトラブルの原因は施工不良とは限らない!

コーティングの耐用年数を知ることで施工不良を見極める

フロアコーティングのトラブルは施工不良の場合もあれば、単にコーティングが劣化している場合もあります。何が原因でトラブルが起こっているのか、それぞれのコーティングの耐用年数を知ることで分かるかもしれませんよ。

フロアコーティングの種類と耐用年数

アクリル
アクリルは主に光沢を出す目的で使用されます。塗膜剥離や塗り直しといった作業がやり易く、価格も比較的安価でコスト面のメリットも大きいです。ただし、保護性能が低く水や洗剤に溶けやすいという難点もあります。耐用年数は約3年と短いため、定期的なメンテナンス(施工)が必要になります。
ウレタン
ウレタンは摩擦に強いというメリットがあります。また、水溶性の樹脂ということもあり施工中のニオイも少ないです。ツヤも控えめなので、あまり光沢を出したくないという人にはおすすめです。耐用年数も8~10年と耐久性に優れています。ただし、乾燥するまでの時間が2~3日と長いのでスケジュールの調整が必要になるかもしれません。
ガラスコーティング
ガラスというだけあって、硬度が高いのが特徴です。マットな光沢を出すことができ、耐水・耐溶剤・耐洗剤性にも優れています。耐用年数は10年前後と長期ではありますが、その分価格がやや高めです。また、完全に硬化するまで2日ほどかかりますし、補修後の上塗りもできないため注意が必要です。
UVコーティング
UVコーティングは見た目が美しいだけでなく、耐用年数や保護性能がどのコーティングよりもずば抜けて高いです。ペットや子供に対する安全性も非常に高く、一瞬で硬化するのもメリットの一つです。耐用年数は20年以上と最も長く、こまめにメンテナンスをする必要もありません。ただし、性能や耐用年数に比例して価格も一番高いです。

住宅環境によっては劣化が早まるケースも

紫外線の影響
日当たりのいい南向きの部屋は過ごしやすい場所ではありますが、床にとってはデメリットになることがあります。日当たりがいいということは紫外線もそれなりに浴びてしまうということです。床に日光が当たると紫外線によって日焼けをしてしまい、黄変・白化・ひび割れといったトラブルにつながってしまいます。
フローリングの傷
私たちが生活をしていく上で、フローリングに一切傷をつけないということは難しいでしょう。椅子を引いた時につく引き傷や物を落とした時につく凹み傷など挙げればきりがありません。フローリングについた傷は見た目を悪くするだけでなく、その傷から水分が入り込みフローリングの劣化を早めてしまう要因になるのです。
水分による劣化
フローリングは木材なので基本的に水分には弱いです。雑巾がけをしただけでも、少しずつ水分がフローリングに吸収されて劣化してしまいます。また、キッチンやトイレなど水を多く使う場所はフローリングが水分を吸収し、腐食や変色といった劣化につながってしまうのです。

施工不良かどうかを見極めて適切に対処する

数年後に劣化が出たからといって、すべてが施工不良という訳ではありません。上記のような環境次第では、耐用年数よりも早く劣化が進んでしまいます。施工不良によるものか、または劣化によるものなのか見極めて対策を考えましょう。

知らず知らずのうちにフローリングを傷つけていることも

普段の生活の中でフローリングに傷をつけてしまうようなことをしていませんか?もしかすると自分では気付かないうちにフローリングに傷をつけているかもしれません。その場合は保証の対象外となるので注意が必要です。

フローリングを知らずに傷つけてしまった人の失敗談

話題の掃除ロボットに傷をつけられてしまいました(40代/男性)

毎日仕事が忙しく掃除をする暇がないので、掃除ロボットを購入しました。何もしなくても家の中のゴミを綺麗に掃除してくれるのでとても助かっていたのですが、ある日フローリングに何かで引っ掻いたような傷があるのを発見しました。うちには子供もペットもいないのでおかしいなーと思っていたのですが、「もしかしたら・・・」と掃除ロボットを確認してみたらビンゴでした。なんと掃除ロボットに安全ピンが引っかかっており、それが原因でフローリングに傷がついてしまったようです。一応コーティング会社に確認をしてみたのですが、過失は自分にあるということで有償修理になってしまいました。掃除ロボットに傷をつけられるとは思ってもみなかったのでかなりショックでした。

ストーブを設置した箇所が変色してしまいました(50代/男性)

そろそろ寒い季節になってきたので、実家からいらなくなったストーブをもらってきました。ストーブは床に直置きしていたのですが、しばらく経ってからストーブの正面の床が変色しているのに気付きました。どうやらストーブの熱が原因だったようです。わざわざ業者に依頼するのも面倒だったので、自分で床の補修を試みましたが上手くできませんでした。結局業者に依頼するハメになり有償修理を施すことになってしまいました。業者の人によると、熱による変色は専門の知識がないと直すのは難しいと言われました。ストーブの下に絨毯なりカーペットなり敷いておけばよかったと後悔しています。

フロアコーティングの性質を見極めるのも大切

フロアコーティングはどれも同じように思うかもしれませんが、そうではありません。種類によって、傷に強いタイプ・熱に強いタイプに分かれます。それぞれの特性を理解した上でコーティングを選ぶといいかもしれません。

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